老人ホームへの入所を検討している時に「終身利用」という言葉を目にすることがあると思います。
終身利用とは、一体どのような入所形式なのでしょうか。
▼終身利用とは「生きている限り住むことができる」老人ホーム
終身利用の老人ホームとは、入居者が生きている限り居住する権利のある老人ホームのことです。
終身で利用するための方法は、主に以下の3つがあります。
■終身利用の方法①「終身利用権方式」
終身利用権方式とは、入居時に一時金としてある程度のお金を支払い、居住する部屋や共有スペースを終身で利用できるという方法です。
途中で退去する場合は残り利用期間に相当する額が返却されますが、死亡によって居住権が解消された場合は、財産として残ることはありません。
■終身利用の方法②「終身建物賃貸借方式」
終身建物賃貸借方式の老人ホームは、終身で契約を結ぶ形式の賃貸物件のようなものです。
居住者が死亡した場合は契約が終了しますが、夫婦で入居している場合は、片方が亡くなってももう一人がそのまま居住することができます。
■終身利用の方法③「所有権分譲方式」
所有権分譲方式とは、通常のマンション購入と同じ方法で「所有権を買う」形式です。
老人ホームというよりは
高齢者向けのケア対応型マンションとして販売が主流です。
所有者が死亡した後の買取保障などもついていることがありますので、事前によく確認しておきましょう。
▼まとめ
老人ホームの終身利用とは何かがよくわからないという場合は、遠慮なく
介護施設にご
相談ください。
よくわからないまま契約をしてしまうと、後々のトラブルにつながることもありますので、疑問点はしっかり解消してから入所するようにしてくださいね。